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German Suplex Airlines

German Suplex Airlines

German Suplex Airlinesとは、アーティスト前田真治が打ち出した作品の一つである。

この作品は、一介のアーティストがその企画力と人脈で航空会社を設立し運営できるまでを記録し続けるという作品である。
出発点は、単にアート界でジレンマを抱きつつ、くすぶっている1アーティストがどの程度アートという分野を基準にしながら世界を席巻出来るかというところから始まり、そこに至るまでの道程を何も無いところから作り上げていくという根性ドラマでもある。

偉大な起業家が、1つのコンテンツを発掘し、それを元手に0から売り歩き大成するというドラマは多くあれど、武器が人間とアーティストらしい柔和な発想力という部分だけで大成の道のりを描くのは説明も難しく受け取り手の興味も希薄である。
それならと私は、とりあえず社会の中で固定された分野に入り込んでその中で才覚を現す手段にでた。
まずは建築の分野。
工務店を経営する親を持つ友人に頼み込んで住み込みで手元仕事から始めてみる。
そんな仕事を何年かこなして、何気ない瞬間に建築に関して意見を言ってみる。
門外漢の意見など一蹴されそうなものだが、数年働いて色んな<具合>を盗み見してきたものだからかなり的確に意見を言うことができる。
それから、意見の幅は広がり、最終的に物事を仕切るところまで踏み込む。
踏み込んでしまえば辺り構わずその分野にアーティストとしての方法論を注ぎ込む。
店舗をリフォームするという依頼があれば、デザインという所に結果を落とし込むのではなく(表面的なデザインもするのだが)こうなりますというデザインパースに至るまでの制作方法にもいちいちこだわってみる。
本質はそこであり、職人さんが「こんな方法でやったことがないから分からない」と言わせた後、出来上がったあとで「できるもんだなー」と言わせればこちらの勝ちである。
このような手段で、1つの突破口を開いてから、実績を掲げて他の業種に入り込んでみれば、最初で潰した年月ほどの時間をかけずとも受け入れてもらえる。
german suplex airlines は開始からおよそ3年で各分野に触手を広げ、収益を上げ、航空会社設立までの資金と人材を確保し続けている。

この方法の強みは、1の分野でプロたちを囲う、2の分野でプロたちを囲う、新しい分野で何か発信する場合、1と2のプロを使って3に新しい物事を打ち出せるというものである。
その3を考えるのがアーティストの本域と言える。
そしておのずと、5の分野6の分野を裾野を広げ、どこかの段階で航空会社設立を目論めるというものである。

そんな行為を言い換えれば、映画作りの様でとても楽しい。
ただ、映画の帰結点はどんなに人材や手法を駆使しても2Dの世界で終わり。
私は、この流れでどうにかこうにか旅客機を飛ばしてみせる。
そして最後に、その航路で地球にサインをしてこのプロジェクトは完結である。

少し先の未来、あなたの乗る飛行機がGerman suplex Airlinesでありますように_。

    前田真治

Shinji Maeda Profile

GermanSuplexAirlines Project